クレジットカードの利用限度額のよくある勘違いを解説
クレジットカードには利用限度額が設定されていて、その決められた金額内で
買い物などの支払いを行うことができます。
しかし、この利用限度額の意味合いや仕組みを勘違いしてしまい
利用ができなくなる方の話もよく聞きます。
正しく利用限度額の意味をとらえておくためにも
勘違いしやすい項目について今回は解説したいと思います。
利用限度額は利用分の支払いが終わるまで回復はしない
カードの利用できる金額はカードを利用すればするほど減っていきます。
ここで時々勘違いがあるのが、
カードの利用限度額は、毎月の使用可能金額ではありません。
減ってきたカード利用可能金額を回復させるには、支払いをするしかありません。
したがって、通常口座から利用分の支払いをするときは
翌月または翌々月の支払いになるので、
それまでは、カードの利用可能分は減ったままの状態になります。
また、カードの支払い日になって支払いが完了しても
その日に利用可能な金額が回復しないときがあります。
2〜3日くらいは時間をおいて買い物をしたほうがいいので、
余裕をもって買い物する必要があります。
キャッシングも利用限度額の一部
買い物をするときのショッピングとお金を引き出すときのキャッシングですが、
どちらも共通の利用限度額内での利用になります。
たとえば、40万円の利用限度額のあるカードで10万円分キャッシングを行う場合は、
残り30万円しかショッピングやキャッシングができないことになります。
※キャッシング枠分のキャッシングをすでに利用してしまった場合は、
全体の利用限度額が残っていても、キャッシングができません。
利用限度額を回復する方法
通常クレジットカードの利用限度額を回復する方法は、
指定口座から引き落としをする方法ですが、ただ待つ以外にも対策があります。
■利用分の繰り上げ返済
口座の引き落とし日を待たずして利用分を繰り上げて早く返済をすることにより
利用限度額を回復させることもできます。
繰り上げ返済をする場合は、カードの裏面にあるサポートデスクに連絡をして
繰り上げ返済希望を伝えます。
あとは、指定された口座に振込する流れになるので、完了すれば、
通常の口座引き落とし日まで待たなくても早くカードの利用ができるようになります。
■利用限度額の増額申込
利用限度額は途中で増やすことが可能です。
利用限度額を増やす場合は、こちらもサポートデスクに連絡するか、
またはカード専用のWebサイトにログインして申請すればOKです。
注意点なのは、増額申込の場合は、増額しても大丈夫な人かどうか審査があります。
審査がかかると、アップ出来ない可能性もあるし、増額するのに時間がかかる場合もあるので、
気を付けておきましょう。
利用限度額のよくある勘違い まとめ
利用限度額はあくまでカード利用分の支払いが完了するまでの
利用できる金額のことを指します。
カード利用はひと月単位でみるのではなく、
支払い日のこともふまえて、1〜3カ月分くらいの限度額内で利用することを
念頭に考えておいた方が無難だと思います。
またボーナス払いや分割・リボ払いは、
支払いが完了する日が遠いので、なかなか限度額回復しないので、充分注意しておきましょう。
カードを使いすぎてたけど、一時的に利用限度額を回復したい場合は、
繰り上げ返済か利用限度増額で対応も可能です。
あまり無理な使い方になりすぎないように計画的に利用するように
日頃から気を付けておくようにしましょう!